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この記事でわかること
- 法事の案内状「出す・出さない」の判断表
- 招く家族向け・事前お断り・事後報告の3つの文例
- 記載すべき7項目と書式の基本ルール
- 香典・供物を辞退する一文の書き方
まず結論
家族のみで法事を営む場合、同居する家族には電話やLINEで足りますが、参列しない親族には、事前のお断りか法要後の事後報告をはがきや手紙で知らせるのが一般的とされています。誰に何を伝えるかは、次の判断表で相手ごとに確認してください。
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「法事は家族だけで行うことにしたけれど、案内状はどう書けばいいのだろう」と迷う方は少なくありません。まずは下の判断表で相手ごとに出す・出さないと時期を確認し、そのまま使える文面は後半の「3つの場面で選ぶ文例」からコピーしてください。
誰に出す?家族のみ法事の案内、出す・出さないの判断表

案内状を出すかどうかは、下の表の「連絡手段」欄でわかります。口頭・電話・LINEで足りる相手には案内状は不要、はがきや手紙が並ぶ相手には出すと考えてください。相手との関係や普段の連絡手段によって変わるので、早見表で目安を確認してください。
| 相手 | 連絡手段 | 時期の目安 |
|---|---|---|
| 同居する家族 | 口頭・電話・LINE | 日程が決まり次第 |
| 参列する親族(招く相手) | 電話+はがきか手紙 | 1〜2か月前 |
| 参列しない親族(招かない相手) | 事前のお断りのはがき、または事後報告のはがき・手紙 | 事前なら1〜2か月前、事後なら法要から1〜2週間以内 |
招かない相手に事前のお断りと事後報告のどちらを選ぶかは、関係性や相手が日程を知りたいと考えそうかによって変わります。断定はできないため、判断に迷う場合は後半の「3つの場面で選ぶ文例」の②③を参考にしてください。
法要まで1か月を切っている場合は、はがきの準備や到着が間に合わないこともあります。まず電話やLINEで日程だけ伝えておき、書面を用意する時間があれば簡単な手紙を添え、間に合わなければ法要が終わったあとに事後報告のはがきや手紙で改めて知らせる、という進め方も考えられます。
どこまでを「家族」に含めるかは、家庭によって考え方が分かれます。迷ったら菩提寺か年長の親族に相談すると決めやすくなります。
法事の案内状に書く7つの項目
形式を細かく整えるより先に、次の7項目が漏れていないか確認してください。
- 故人の名前(戒名がある場合は戒名も添える家もあります)
- 何回忌の法要か
- 日時
- 場所
- 会食(お斎)の有無
- 返信期限
- 差出人の連絡先
返信期限は、出欠の返事をお願いする相手に案内する場合の項目です。参列を招かない相手への事前のお断りでは、返信期限を書かないこともあります。
案内状の書式と送付時期|迷ったらこれで書く
一般的な作法として、法事の案内状は縦書きで書き、「拝啓」「敬具」のような頭語・結語や季節の挨拶を添える形が広く使われているとされています。また、句読点を使わない、「重ね重ね」「たびたび」のような忌み言葉を避けるといった慣習も知られています。ただし、これらの扱いは地域や家庭、宗派によって一様ではありません。パソコンで作成する場合は句読点を入れてもよいという考え方もありますし、忌み言葉の範囲も宗派によって差があります。
送付は法要の1〜2か月前、返信期限は法要の2〜3週間前を目安にする、という運用が一般的です。案内状には返信用のはがきを同封するか、往復はがきの形式でまとめて送る方法がよく使われています。往復はがきを使うと、返信面に出欠の丸をつけて返送してもらえるため、人数の把握がしやすくなります。家族だけで完結する連絡であれば、便箋に手紙を添えるだけでも十分です。
郵便料金は通常はがきが85円、往復はがきが170円です(出典:日本郵便 はがきの料金)。返信用はがきに貼る切手には、慶事柄ではない弔事用の85円普通切手を選ぶ方もいます(参考:日本郵便 弔事用85円普通切手)。往復はがきではなく封書で送る場合は、便箋・封筒の重さによって料金が変わり、はがきに貼る切手とは別建てになります。料金は変わることがあるため、最新の情報は日本郵便公式サイトでご確認ください。
迷ったときの目安として、この記事では次のように整理しています。文例②③のような書面形式は句読点を省く形にする、①のような同居家族への連絡やLINEの短文は読みやすさを優先して句読点を入れる、薄墨の使用や忌み言葉の範囲は地域や家によって扱いが異なるため迷う場合は地域の慣習に合わせるか葬儀社・菩提寺に確認する、という3点です。
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家族のみで営む法事のお知らせ|3つの場面で選ぶ文例

参列してもらう家族への連絡、呼ばない親戚への事前のお断り、終わったあとの事後報告——法事の案内は場面によって書き方が変わります。ここからは、実際にコピーして使える文例を3つの場面に分けて紹介します。回忌の数字と日付を入れ替えるだけで、すぐに使えるようにしました。
①招く家族向け(返信不要の連絡)
同居家族や当日参列する近い親族には、格式ばった文章よりも用件が伝わる連絡で十分とされています。電話やLINEで済ませ、日程だけ書面やメッセージで残しておく方法もよく使われています。
父の三回忌を、〇月〇日(〇)午前10時より自宅にて家族のみで営むことにいたしました。特にお返事は不要です。当日の詳細は改めてご連絡します。
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②招かない親戚向け 事前お断り(香典・供物辞退の一文つき)
参列してもらわない親族には、日程が決まり次第、家族のみで営む旨と、香典・供物を辞退する場合はその一文を添えて伝える書き方が一般的です。事前に伝えておくと、当日や後日の対応で慌てずに済みます。
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます
このたび亡父〇〇の三回忌法要を下記のとおり営むこととなりました
誠に勝手ながら法要は家族のみにて執り行い 御香典・御供物につきましてはご辞退申し上げます
何卒ご了承のほどお願い申し上げます
敬具
記
日時 〇月〇日(〇)午前〇時より
場所 〇〇(自宅・〇〇会館など)
〇〇県〇〇市〇〇
令和〇年〇月
差出人 〇〇(施主名・連絡先)
催促に見えないお断りの言い方
辞退の一文は、断る理由を説明するより「お気持ちだけで十分です」という言い方にすると、催促しているように読まれにくくなります。「誠に勝手ながら、御香典・御供物はご辞退申し上げます」「お心遣いだけ、ありがたく頂戴いたします」のような言い回しがよく使われています。
③事後報告
法要をすでに終えたあとで、参列しなかった親族へ知らせる場合の文例です。
ご報告が遅くなりましたが 父〇〇の三回忌法要を〇月〇日に家族のみにて執り行いました
生前のご厚誼に深く感謝申し上げます
本来であれば直接ご報告すべきところ 書中にて失礼いたします
メール・LINEで済ませてよいケースと短文テンプレ
普段からLINEでやり取りしている家族や親族であれば、はがきを送らずメールやLINEで伝えても差し支えないとされる場合が多いです。一方、目上の親族や普段あまり連絡を取らない相手には、書面のほうが丁寧に受け取られやすい傾向があります。
〇〇(父)の三回忌を〇月〇日に家族だけで行うことにしました。お心遣いはお気持ちだけで十分ですので、香典等はご遠慮させてください。
案内状に「平服で」の一文を書くか
家族のみの法事では、服装をどう伝えるかも案内状に書くかどうかで迷うところです。喪服に近い落ち着いた服装を求める家もあれば、平服で構わないとする家もあり、家庭によって考え方が分かれます。案内状に一言添えるなら「平服にてお越しください」のような文で足りるとされています。判断に迷う場合は、年長の親族や菩提寺に事前に確認しておくと安心です。
喪服の準備が間に合わないときは
急な法事で喪服の準備が間に合わないときは、宅配レンタルという選択肢もあります。サイズや在庫を確認したうえで申し込めば、店舗に足を運ばずに手配できます(配送日数・返却時のクリーニングの要不要は公式サイトの記載でご確認ください)。
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呼ばなかった親戚からお供えが届いたときの対応
香典や供物を辞退する旨を伝えていても、「お気持ちだから」と品物を送ってくださる方はいます。このときは無理に返送せず、ありがたく受け取るのが基本的な対応とされています。
お返しの品や表書きの選び方は、家族葬の香典辞退について詳しくまとめた家族葬の香典辞退の伝え方|文例とマナーでも紹介しています。あわせてご確認ください。
よくある質問
Q. 返信期限までに出欠の返事が来ないときはどうすればいいですか?
A. 催促のように受け取られないよう、電話で日程を再確認するついでに軽く伺う方法がよく使われています。会食の人数を確定する必要がある場合は、期限の数日前に一報を入れておくと安心です。
Q. 香典辞退の一文は入れたほうがいいですか?
A. 会食や香典返しの準備を省きたい場合は、辞退の一文を添える書き方がよく使われています。
Q. 事前連絡と事後報告、どちらを選べばよいですか?
A. 参列してもらう相手には事前案内が基本です。参列しない相手については、関係性や相手が日程を知りたいと考えそうかによって、事前のお断りか事後報告かが分かれます。判断に迷う場合は、菩提寺や年長の親族に相談すると決めやすくなります。
まとめ
- 案内状を出すかどうかは相手との関係で判断し、迷ったら年長の親族や菩提寺に相談する
- 記載する7項目(故人名・回忌・日時・場所・会食有無・返信期限・連絡先)を漏らさない
- 招く家族向け・事前お断り・事後報告の3つの文例を場面に合わせて使い分ける
- 香典・供物を辞退する場合は「お気持ちだけで十分です」という言い回しが使いやすい
文例をコピーして、回忌や日付など必要な部分だけ書き換えれば、そのまま使えます。迷う点が残ったら、次の一歩として菩提寺や年長の親族に確認してみてください。
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