家族葬の香典辞退の伝え方|文例とマナー

お葬式・葬儀

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「家族葬なので香典は辞退したい、でも失礼にならない断り方がわからない」

「電話でどう伝えればいい? 案内状には何と書けばいい?」

家族葬を選んだとき、香典辞退の伝え方に迷う喪主の方はとても多いです。相手に失礼のないよう、でもきちんと断りたい——そのコピペできる文例と、伝えるタイミング・方法を一通り解説します。

【この記事でわかること】

  • 香典辞退は失礼にあたらない理由
  • 伝えるべき3つのタイミングと方法
  • 電話・メール・案内状・受付・事後ハガキの文例(コピペ可)
  • それでも香典を渡されてしまったときの対応
  • 供花・供物・弔電も辞退する場合の伝え方

香典辞退は失礼にあたらない

「香典を断ることは相手に失礼では」と心配する方がいますが、家族葬での香典辞退はごく一般的なマナーです。

理由は主に2つあります。

  • 香典返しの準備の負担を省くため:香典をいただけば、いただいた金額の1/3〜半額程度のお返しを用意するのが一般的とされています。家族葬という小規模な葬儀を選んだ理由の一つが「準備の負担を減らしたい」であれば、香典辞退はその趣旨と一致します。
  • 故人の意向として伝えやすい:「できるだけ気を遣わせたくない」という故人らしい思いとして伝えると、相手も納得しやすくなります。

遺族側の意思を丁寧に伝えさえすれば、断ること自体は相手への非礼にはなりません。

辞退する範囲を最初に決める

香典辞退を伝える前に、何まで辞退するかを家族で決めておくと連絡がスムーズになります。

辞退の範囲チェックリスト

  • □ 香典(現金)のみ辞退する
  • □ 供花・供物も辞退する
  • □ 弔電も辞退する
  • □ 後日の弔問も辞退する(式後しばらくは安静にしたい場合)

曖昧にしておくと「香典は断られたが供花はいいのか」と相手が迷います。連絡時にセットで伝えましょう。

香典辞退を伝える3つのタイミング

香典辞退を伝える3つのタイミング

辞退の意向を伝えるべきタイミングは、大きく3つあります。

①訃報連絡のとき(電話・メール・案内状)

最も重要なタイミングです。訃報を伝える際に、同時に「香典は辞退させていただく」ことを明記します。事前に伝えておけば、相手も当日慌てずに済みます。

②式場の受付・看板での掲示

事前に連絡できなかった方や、伝え忘れがある場合の補足として、受付に案内板を設置する方法があります。葬儀社に相談すれば対応してもらえます。

③葬儀後の事後報告(ハガキ・手紙)

葬儀後1〜2週間以内に、近況報告・会葬御礼として送るハガキや手紙の中に香典辞退の旨を添える方法です。事前に連絡できなかった遠方の知人などへの事後通知に使います。

【文例】そのまま使える香典辞退の伝え方

以下の文例はいずれもコピーしてそのままお使いいただけます。

電話での伝え方

「このたびは父が〇月〇日に永眠いたしました。葬儀は近親者のみの家族葬で執り行う予定です。誠に勝手ながら、御香典はご辞退させていただきたく存じます。お気持ちだけで十分でございます。」

メール・LINEでの伝え方

件名:〇〇(故人名)永眠のご連絡

〇〇様

父〇〇〇〇が〇月〇日に永眠いたしました。生前のご厚誼に深く感謝申し上げます。

葬儀は故人の意向により、家族のみで執り行います。つきましては、誠に恐れ入りますが、御香典・御供花はご辞退申し上げます。お気持ちに感謝しつつ、謹んでお受け取りいただけますようお願い申し上げます。

〇〇〇〇(喪主名)

訃報状・案内状への記載

なお、誠に勝手ながら御香典・御供花・御供物はご辞退申し上げます。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

式場受付の案内板

御香典・御供花はご辞退申し上げております。
ご厚意はありがたく頂戴いたしますが、何とぞご了承くださいますようお願い申し上げます。

葬儀後の事後報告ハガキ

〇〇〇〇儀 去る〇月〇日に永眠いたしました。
葬儀は故人の意向により、家族のみにて滞りなく執り行いました。
本来ならばご連絡が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
なお、御香典・御供花はご辞退申し上げておりましたため、誠に恐れ入りますがご了承くださいますようお願い申し上げます。

令和〇年〇月 喪主 〇〇〇〇

香典返しの品選びに迷ったら

「辞退したのに受け取ってしまった」場合の香典返しには、消えもの(お茶・海苔・タオル等)が定番です。楽天・Yahooでのし紙付き対応ギフトを探せます。

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相手別の伝え方のポイント

親族へ

親族は個別に電話で連絡するのが基本です。「家族葬にしたこと」「香典は辞退すること」を一緒に伝えます。訃報状を送る場合は、文章の末尾に辞退の一文を添えます。

職場・会社関係

忌引き連絡のメールや電話に合わせて伝えます。担当者から社内に周知してもらえるよう、上司や総務担当へ先に伝えておくとスムーズです。

友人・知人

LINEやメールが使いやすい相手であれば、短いメッセージで伝えるのが現実的です。電話でもかまいません。

受け取ってしまった香典のお返し目安

それでも香典を渡されてしまったら

辞退を伝えていても、「お気持ちだから」と香典を手渡してくる方がいます。このときは無理に押し返さず、ありがたく受け取るのが正解です。

受け取った後の対応は次の通りです。

金額の目安 対応
〜5,000円程度 お礼状(手紙・はがき)のみでも可
5,000〜1万円程度 お礼状+プチギフト(菓子折り・タオル等)
1万円以上(高額) 受取額の1/3〜半額程度の香典返し+お礼状

香典返しののし紙は「志(こころざし)」が全国共通で使えます(西日本では「満中陰志」を使う地域も)。四十九日法要を終えた後に送るのが一般的です。

香典返しの相場は葬儀社サイトや業界慣行によるもので、法律上の規定はありません。金額・品物は地域の慣習や故人との関係性に合わせて柔軟に対応してください。

供花・供物・弔電を辞退するときの文例

香典と合わせて供花・供物・弔電も辞退する場合は、訃報連絡の文中に明記します。

「誠に勝手ながら、御香典・御供花・御供物・御弔電につきましても固くご辞退申し上げます。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。」

弔電だけは受け取りたい場合は「御弔電」の文字を省いて調整してください。

▶ 家族葬の費用・葬儀社が気になる方へ

まとめ:事前連絡が一番大切

家族葬での香典辞退は、相手に対して失礼にはあたりません。大切なのは事前に明確に伝えることです。

  • 辞退する範囲(香典のみか、供花・弔電も含むか)を家族で決めておく
  • 訃報連絡のタイミングでセットで伝える
  • 式場受付にも案内板を用意する(念のため)
  • 受け取ってしまった場合は無理に返さず、後日お礼状やお返しで対応する

家族葬の基本的な流れや費用については家族葬とは?費用相場・流れ・一般葬との違い、参列者の範囲については家族葬の参列者はどこまで?親族の範囲と基準もあわせてご覧ください。

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この記事を書いた人

両親や義理の家族を見送った経験から「やさしい終活ガイド」を運営しています。特定の業者に偏らず、葬儀・お墓・相続の手続きなどの費用相場や流れを、公的な情報や一次情報をもとに中立にお伝えします。(相続・税・法律の個別のご相談は専門家へおつなぎします)

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