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家族から「喪主をお願い」と言われて、何から手を付ければいいか分からずにいませんか。喪主はご遺族の代表として葬儀を取り仕切り、参列者にお礼を伝える役割です。この記事では、喪主の決め方、葬儀前・当日・葬儀後にやること、場面別の挨拶例文をまとめました。
この記事でわかること
- 喪主とは何か・施主との違い
- 喪主は誰がやる?決め方
- 喪主がやること(葬儀前・当日・葬儀後)
- 場面別・喪主の挨拶の例文
まず結論
喪主を誰が務めるかに法的な決まりはありません。故人の指定があればそれに従い、なければ配偶者、子どもの順が一般的な目安です。家族が納得していれば、誰が務めても構いません。
喪主の仕事は、葬儀前の葬儀社との打ち合わせと連絡、当日の僧侶・参列者への対応と挨拶、葬儀後の支払いや法要の準備です。受付や会計は親族や葬儀社に任せられます。どこまで頼めるかは葬儀社ごとに違うため、打ち合わせで聞いておくと動きやすくなります。
挨拶は1〜3分で十分で、メモを読みながらでも構いません。「お礼→続柄・人柄→感謝→今後のお願い→結び」の順にまとめると話しやすくなります。例文は場面ごとに後半へ載せています。
今夜〜明日までにやる3つ
- 葬儀社に連絡し、日程と葬儀の形式を相談する
- 菩提寺(お寺)があれば連絡し、葬儀の日程を確認する
- 親族に訃報を伝える
挨拶の文だけ先に見たい方は、場面別の挨拶の例文へどうぞ。
菩提寺(お寺)がある方は、日程を決める前にお寺へ相談してください。葬儀社がまだ決まっていない方は、打ち合わせの前にプランの資料を無料で請求でき、相談は24時間受付なので夜のうちに問い合わせることもできます。
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喪主とは?施主との違い
喪主(もしゅ)は、ご遺族の代表として葬儀全体を取り仕切る人です。葬儀社や寺院との打ち合わせ、弔問客や僧侶への対応、そして参列者への挨拶などを担います。
よく似た言葉に施主(せしゅ)がありますが、こちらは葬儀の費用を負担する人を指します。本来は役割が分かれていましたが、現在は喪主が施主を兼ねるのが一般的です。
喪主は誰がやる?決め方
喪主を誰が務めるかに、法律上の決まりはありません。故人が遺言やエンディングノートで指定していればそれを尊重し、なければ次のような優先順位が一般的な目安です。
- 1. 配偶者(夫・妻)
- 2. 子ども(複数いる場合は長男・長女など。同居や故人と縁の深い人が務めることも)
- 3. 故人の親
- 4. 故人の兄弟姉妹
誰が務めても問題はなく、家族が納得していることがいちばん大切です。
配偶者が高齢の場合は子どもが務める、子どもが幼い場合は親族が代行するなど、柔軟に決めて構いません。
喪主がやること|葬儀前・当日・葬儀後
喪主の役割を、時系列で見てみましょう。葬儀社に相談できる項目が多いので、一人で抱え込まなくて構いません。

葬儀前
- 葬儀社を決め、日程・形式・予算を打ち合わせる……日程や形式は葬儀社と相談して決めるため、最初に連絡します。
- 菩提寺(お寺)への連絡、僧侶の手配……寺院には葬儀の日程の確認が必要なため、早めに連絡します。
- 親族・関係者への訃報の連絡……公益社の一覧では、葬儀社の手配・寺院への日程の確認のあとに並んでいます。
- 遺影写真の選定、弔辞の依頼など……上の3つのあとで構いません。
この順番は、公益社の「逝去から葬儀までの間に行う事リスト」の掲載順に沿っています。進め方は葬儀社と相談してください。
葬儀当日
- 受付・進行の確認、僧侶や参列者の出迎え
- 焼香では遺族の先頭を務める
- 各場面での挨拶(通夜・告別式・精進落としなど)
葬儀後
- 僧侶へのお布施、葬儀社への支払い
- 香典返し・四十九日法要の準備
- 死亡後の手続き(手続きの全体像は別記事で解説しています)
喪主の挨拶|場面別の例文
挨拶は、「お礼 → 故人との続柄・人柄 → 感謝 → 今後のお願い → 結び」の流れで組み立てると、自然にまとまります。以下はそのまま使える例文です(「父」の部分はご自身の続柄に置き換えてください)。

通夜での挨拶(例文)
「本日はお忙しいなか、亡き父〇〇の通夜にお運びいただき、誠にありがとうございます。生前は皆様に大変お世話になりました。ささやかではございますが、別室にお食事をご用意しております。お時間の許す限り、父の思い出話などお聞かせいただければ幸いです。本日は誠にありがとうございました。」
夫・妻・母の場合は、「亡き父〇〇」を「亡き夫〇〇」「亡き妻〇〇」「亡き母〇〇」に、文中の「父」も同じ続柄に置き換えます。続柄のあとに人柄の一文を入れます(例:「〇〇な父でした」「家族思いの母でした」)。
告別式・出棺での挨拶(例文)
「本日はご多用のところ、父〇〇の葬儀・告別式にご会葬いただき、厚く御礼申し上げます。父は〇月〇日、〇歳でその生涯を終えました。生前賜りましたご厚情に、遺族を代表して心より感謝申し上げます。残された家族一同、力を合わせてまいりますので、今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。」
配偶者の場合は「夫は〇月〇日、〇歳で…」「妻は…」とし、「生涯を終えました」の前に「いつも穏やかな夫でした」のような人柄の一文を足せます。
精進落としでの挨拶(例文)
「本日は最後までお見送りいただき、ありがとうございました。おかげさまで、滞りなく葬儀を終えることができました。ささやかではございますが、お食事をご用意いたしました。父を偲びながら、どうぞごゆっくりおくつろぎください。」
「父を偲びながら」は「夫を」「妻を」「母を」に替えます。
※宗教・宗派によってふさわしい言葉が異なります(たとえば浄土真宗では「ご冥福」「成仏」といった表現を使わないとされます)。迷う場合は葬儀社か菩提寺に確認してください。
注意点として、すでに葬儀社が決まっている方は、その葬儀社に当日の進行と受付の手配を聞いてください。これから決める方は、資料を見比べられます。
挨拶のコツと注意点
- 長さは1〜3分で十分……長く話す必要はありません。短くても気持ちは伝わります。
- メモを読みながらでOK……無理に暗記せず、紙を見て読んでも失礼にはなりません。
- 忌み言葉を避ける……「重ね重ね」「たびたび」「ますます」などの重ね言葉、「死ぬ」「苦しむ」などの直接的な表現は避け、自分の親や夫・妻のことは「亡くなりました」とやわらかく言います。
- 詰まっても構いません……言葉に詰まったら、深く一礼するだけでも十分に気持ちは伝わります。
- 家族葬では省略することも……ごく身内だけで行う家族葬では、かしこまった挨拶を省いて、ひと言のお礼だけにすることもあります。
親族代表の挨拶・施主・参列側のお悔やみとの違い
親族代表の挨拶は、親族を代表して葬儀全体を締めくくるもので、遺族を代表して会葬者に感謝を伝える喪主の挨拶とは別のものです。株式会社アシストの解説では、親族や関係者が多いときは両方を用意するのが丁寧、ごく身内だけなら喪主の挨拶だけでも十分とされ、小規模な家族葬では喪主が両方を兼ねることもあるとされています。
誰が務めるかは、親族と話して決めます。
施主(費用を負担する人)は、喪主と兼ねる場合が多いと公益社は説明しています。別の人にするかどうかは、家族で話し合って決めます。
お悔やみの言葉は参列者が遺族にかけるもので、喪主が話す挨拶は会葬へのお礼です。この記事の例文は、喪主側の挨拶です。
喪主のマナー|服装と当日の振る舞い
喪主の当日の振る舞いで押さえたいのは、受付や席での参列者への応対と、開式前の僧侶へのご挨拶です。服装は準喪服が目安とされています。
- 受付でのお悔やみ……公益社では、お悔やみの言葉をかけられたら「恐れ入ります」と答え、お礼は不要と案内しています。言葉づかいは地域や宗派で違うこともあるため、迷うときは葬儀社に確認してください。
- 弔問客への挨拶……あらかじめ内容を考えておくと、落ち着いて話せます。
- 焼香を終えた参列者……席に戻る参列者には、座ったまま目礼で謝意を表します。立って礼をする方法もありますが、体力に合わせて無理のない形で構いません。
- 僧侶へのご挨拶……通夜や告別式の開式前に、僧侶の控室を訪ねて「本日はお忙しいところ、ご足労いただきありがとうございます。よろしくお願いいたします」と伝えます。案内は葬儀社のスタッフがしてくれることが多いようです。
- 実務の指示……受付や案内を世話役に頼む場合、世話役の代表を通じて指示を出すとよいとされます。
受付での応対、僧侶へのご挨拶、目礼、世話役への指示は、公益社の解説(喪主のやること早わかりガイド、喪主が行う挨拶のタイミングと内容)をもとにしています。
服装は、遺族・喪主は準喪服(男性はブラックスーツ、女性はブラックフォーマル)が目安とされます。喪服の格の違いと立場ごとの選び方は、直葬の服装の記事で詳しく解説しています。
よくある質問
Q. 喪主が高齢・闘病中で、挨拶が難しいときは?
子どもなど他の家族が代わりに挨拶しても構いません。無理をせず、できる人が担うのがいちばんです。
Q. 喪主は受付や会計もすべて担当しますか?
いいえ。焼香は遺族の先頭で行いますが、受付や会計は親族や葬儀社に任せられます。喪主はすべてを一人で抱える必要はありません。
Q. 喪主が初めてで、相談できる人が周りにいません。
当日の進行や立ち位置は、葬儀社に事前にたずねられます。分からないことは、その都度たずねて構いません。
Q. 喪主は故人の長男でないといけませんか?
いいえ。長女や次男、配偶者でも構いません。家族が納得していれば、誰が務めても問題ありません。
【数珠(念珠)】 3つのモールで探す
【喪服・ブラックフォーマル】 3つのモールで探す
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まとめ
喪主はご遺族の代表として葬儀を取り仕切り、参列者にお礼を伝える役割です。誰が務めるかに決まりはなく、家族が納得して決めるのがいちばん。やることは多く見えても、当日の進行や受付の手配は葬儀社に相談できます。挨拶も、例文を参考に短くまとめれば十分です。気負わず、故人を心を込めて見送りましょう。
※喪主の決め方や挨拶の言葉づかいは、宗教・宗派や地域の慣習によって異なります。本記事は一般的な目安です。具体的な進め方や言葉づかいに迷ったときは、葬儀社やお寺に確認してください。
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