防水シーツ・介護用シーツの選び方|枚数の目安と洗濯のコツ

防水シーツ・介護用シーツの選び方|枚数の目安と洗濯のコツ 在宅介護の用品・グッズ

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この記事でわかること

  • 防水シーツと紙パンツ・パッドの役割分担
  • タイプ別の選び方と洗い替え枚数の目安
  • 介護保険の対象外かどうかと自治体の助成例

この記事は、在宅で親を見送った経験を持つ水野そらが、厚生労働省や自治体の一次情報をもとに編集しています。

まず結論

防水シーツは、紙パンツ・パッドが「体から出た水分を吸収する」役割なのに対し、万一漏れてしまった水分からふとんやマットレスを守る「最終防波堤」の役割を担います。洗い替えは2〜3枚を目安に、使い捨てタイプを併用すると洗濯が無理なく回りやすくなります。

防水シーツは、介護保険の福祉用具貸与・特定福祉用具販売のいずれにも該当しないとされています(出典:厚生労働省「介護保険における福祉用具」)。ただし自治体独自の介護用品給付の対象になっている例もあるため、お住まいの窓口で確認しておくと安心です。

親のおむつ交換の回数が増えてくると、次に気になるのが「ふとんが濡れてしまわないか」という点ではないでしょうか。防水シーツは、紙パンツやパッドだけでは防ぎきれなかったときのための備えです。とはいえ、種類も枚数の目安もよく分からないままとりあえず1枚だけ買って、結局洗濯が間に合わずに困った、という声もよく聞きます。この記事では、タイプの選び方と、無理なく洗濯が回る枚数の考え方、気になる費用の助成についてまとめます。

タイプの選び方3つ

防水シーツ タイプの選び方3つ

防水と撥水の違い

「防水」は表面をラミネート加工などで完全に遮断するタイプで、漏れを防ぐ力は高いものの、熱や湿気がこもりやすい傾向があるとされています。「撥水」は水分を表面ではじく加工で、通気性を保ちやすい一方、防水ほどの遮断力はありません。就寝時間が長い夜用には防水タイプ、日中の座る場所や車椅子には撥水タイプ、という使い分けも一つの考え方です。

形状:部分・全面・ボックス

腰まわりだけをカバーする「部分タイプ」はコンパクトで洗濯もしやすく、軽度の失禁が心配な段階に向いています。マットレス全体を覆う「全面タイプ」は寝返りが多い方でもカバーしきれる範囲が広く安心感があります。マットレスを丸ごと包み込む「ボックスタイプ」はシーツがずれにくい反面、交換にやや手間がかかるという声もあります。介護度や寝返りの頻度に合わせて選ぶとよいでしょう。迷ったら、まずは寝返りの範囲までカバーできる「全面タイプ」を選んでおくと、後から「部分タイプでは足りなかった」と買い直す手間を避けやすいでしょう。ただし、寝具のサイズや介護度によって適したタイプは変わってくるため、あくまで迷ったときの目安としてお考えください。

素材と蒸れ対策:綿パイル+透湿タイプ

表面が綿パイル素材のものは肌ざわりがよく、ある程度の吸湿性も期待できます。裏面に透湿性のある防水フィルムを使ったタイプであれば、防水と蒸れにくさを両立しやすいとされています。あわせて、室内の換気やこまめな交換を心がけることも、あせもや床ずれを防ぐための生活上の工夫の一つとして知られています。

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何枚必要?洗濯が回るローテーションの作り方

洗濯が回る枚数のローテーション

洗い替え枚数の目安

「使用中の1枚」「洗濯・乾燥中の1枚」に加えて、予備をもう1枚用意し、合計2〜3枚で回しているという声が多いようです。部屋干し中心のご家庭や乾燥機を使えるご家庭かどうかによって、必要な枚数は変わってきます。まずは2枚から始めて、洗濯が間に合わないと感じたら1枚足す、という考え方でも十分だとされています。

実際に私の家でも、最初は「防水」タイプを1枚だけ買って様子を見ていたのですが、水分をしっかり遮断する分だけ熱と湿気がこもりやすく、汗ばむ季節に肌が蒸れてしまったことがありました。そこから透湿性のあるタイプを買い足して3枚で回すようにしたところ、洗濯のローテーションにも余裕ができ、肌トラブルも落ち着きました。最初の1枚をどのタイプにするかで、後から買い足す枚数も変わってくると感じています。

使い捨てタイプの併用シーン

通院や外出、災害時の備蓄、洗濯が追いつかない繁忙期などには、使い捨てタイプの防水シーツを併用すると洗濯の負担を減らせます。紙パンツやパッドと同じく、布製と使い捨てを状況に応じて組み合わせる考え方が無理のない運用につながります。

洗い方とNG:40℃以下・高温乾燥NG

防水フィルムの劣化を防ぐため、洗濯表示に従い40℃以下のぬるま湯で洗い、乾燥機を使う場合も高温設定は避けるのが基本とされています(対応可否は商品ごとに異なるため、必ず洗濯表示を確認してください)。柔軟剤を使いすぎると撥水加工の効果が落ちる場合があるとも言われているため、使用量には気をつけたいところです。

⚠️ 洗濯表示は商品ごとに必ず確認を

防水フィルムの素材やコーティングは商品によって異なります。ここで紹介した温度や乾燥方法はあくまで一般的な目安です。個別の商品については必ず洗濯表示・取扱説明書に従ってください。

介護保険は使える?費用と助成制度

介護保険の「福祉用具貸与」13品目にも、「特定福祉用具販売」の対象品目にも、防水シーツは含まれていないとされています。そのため、介護保険を使ってレンタル・購入することは基本的にできない用品と考えておくとよいでしょう(出典:厚生労働省「介護保険における福祉用具」)。

自治体の介護用品給付の例

一方で、自治体が独自に行っている介護用品の給付事業の対象に、防水シーツが含まれている例もあります。たとえば川崎市では、紙おむつ類とあわせて防水シーツ等を給付事業の対象品目としている案内が見られます(出典:川崎市「紙おむつ等介護用品の給付」)。対象条件や助成額は自治体によって異なるため、お住まいの市区町村の窓口や担当のケアマネジャーに、個別の状況にあわせて確認することをおすすめします。

よくある質問

Q. 防水シーツは毎日交換したほうがいいですか?
A. 汚れや臭いが気になったタイミングでの交換が基本とされ、必ずしも毎日でなくてもよいとされています。失禁や発汗が多い時期はこまめな交換が安心です。

まとめ

  • 防水シーツは紙パンツ・パッドの「最終防波堤」としてふとんやマットレスを守る役割
  • タイプは防水/撥水、部分/全面/ボックスなどの組み合わせで、介護度に合わせて選ぶ
  • 洗い替えは2〜3枚+使い捨て併用が、無理なく洗濯を回すひとつの目安
  • 介護保険の対象外だが、自治体の介護用品給付の対象になる例もあるため窓口確認を

在宅介護に必要な用品を一通り確認したい方は、在宅介護の準備品チェックリストもあわせてご覧ください。洗濯や交換の負担が大きいと感じたら、家事の一部を外部に頼るという選択肢もあります。ご家庭の状況にあわせて、無理のないローテーションから始めてみてください。

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この記事を書いた人

両親や義理の家族を見送った経験から「やさしい終活ガイド」を運営しています。特定の業者に偏らず、葬儀・お墓・相続の手続きなどの費用相場や流れを、公的な情報や一次情報をもとに中立にお伝えします。(相続・税・法律の個別のご相談は専門家へおつなぎします)

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