エンディングノートの書き方|何を書く・項目一覧と無料で始める方法

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終活の第一歩としてよく挙げられる「エンディングノート」。でも、いざ書こうとすると「何を書けばいいの?」「遺言書とは違うの?」「全部埋められる自信がない…」と手が止まってしまいがちです。

エンディングノートは、自分の情報や希望、家族への想いを1冊にまとめておくノート。ルールはなく、書ける所からで大丈夫です。この記事では、何を書くか・書き方のコツ・無料で手に入れる方法まで、はじめての方にもわかるようにやさしく解説します。

この記事でわかること

  • エンディングノートと遺言書の違い
  • エンディングノートに書く項目の一覧
  • まず書くべき3項目と、書き方のコツ
  • 無料で手に入れる方法・保管の注意

まず結論エンディングノートは、自分の情報・希望・想いを家族に残すためのノートです。遺言書と違って法的な効力はありませんが、形式は自由でいつでも書き直せます。書く項目は十数個ありますが、全部を埋める必要はなし。まずは「自分の基本情報」「資産・口座」「医療・介護の希望」の3つから。無料で手に入る方法もあります。詳しくはこのあと解説します。

エンディングノートとは?

エンディングノートとは、もしものときに備えて、自分に関する情報や希望、家族へのメッセージを書き留めておくノートです。資産や契約の情報をまとめておけば、残された家族が親が亡くなったらやること一覧で困りません。また、葬儀やお墓、医療・介護の希望を書いておけば、家族が「本人はどうしたかったのか」と悩まずに済みます。自分の頭の中を整理でき、漠然とした不安がやわらぐのも大きなメリットです。

エンディングノートと遺言書の違い

よく混同されますが、エンディングノートには法的な効力(拘束力)はありません。ここがいちばん大事なポイントです。

エンディングノート 遺言書
法的効力 なし あり
形式 自由 法律で決まった形式が必要
書き直し いつでも自由 方式に沿って作成
費用 ほぼ不要 公正証書などは費用がかかる
主な内容 情報・希望・想い 財産の分け方など

たとえば、エンディングノートに「全財産を長男に」と書いても、法的には有効になりません。財産の分け方など法的な効力が必要なことは、遺言書に書く必要があります(遺言書の書き方は別の記事でくわしく解説します)。エンディングノートと遺言書は、役割が違う”併用するもの”と考えましょう。

エンディングノートに書く項目

一般的に書く項目は、次のようなものです。気になるところから埋めればOKです。

  • 自分の基本情報……本籍・マイナンバーの保管場所・血液型など
  • 資産・口座……預貯金・証券・不動産(金額より「どこにあるか」が大事)
  • 保険・年金……加入している保険・年金の種類と連絡先
  • 負債・カード……ローンやクレジットカードの情報
  • デジタル情報……スマホ・ネット銀行・SNSなどの存在(※下記の注意も)
  • 医療・介護の希望……延命治療や介護の希望、かかりつけ医
  • 葬儀の希望……形式・規模・呼んでほしい人・遺影の写真など
  • お墓・供養の希望……お墓の場所や、納骨の希望
  • 相続・遺言について……遺言書の有無と保管場所
  • 連絡してほしい人……もしもの時に知らせる人の連絡先
  • ペットのこと……世話の引き継ぎ先
  • 家族へのメッセージ……感謝の言葉など、自由に
エンディングノートに書く項目のチェックリスト

まず書くべき「3項目」

項目が多くて圧倒されたら、まずは次の3つから始めましょう。

  • ①自分の基本情報……家族がすぐ確認できるように。
  • ②資産・口座の一覧……「どこに・何があるか」。これが家族をいちばん助けます。
  • ③医療・介護の希望……元気なうちに意思を言葉に。

残りは、思い出したときに少しずつ足していけば大丈夫です。

書くときのコツ

  • 全部を埋めなくていい……空欄があってもOK。書ける所から。
  • 鉛筆や消せるペンで……情報は変わるもの。あとで直せるように。
  • 定期的に見直す……年に1回など、誕生日などのタイミングで更新を。

【注意】暗証番号・パスワードは書かない

便利なエンディングノートですが、銀行の暗証番号やネットのパスワードをそのまま書くのは危険です。ノートを紛失・盗難された場合、悪用される恐れがあります。「どの銀行・どのサービスを使っているか(=存在)」までを書き、暗証番号そのものは書かないのが安全です。デジタル情報は、家族が「たどり着ける」ようにしておくのが目的だと考えましょう。

エンディングノートの入手方法(無料あり)

エンディングノートは、買わなくても手に入ります。主な入手先は次の4つです。

  • 書店・100円ショップ……市販のノート。項目が整理されていて書きやすい。
  • 自治体の無料配布……お住まいの市区町村が無料で配っていることがあります(窓口やホームページで確認を)。
  • 無料ダウンロード……ネットで様式を無料配布しているサイトもあります。印刷して使えます。
  • アプリ・自作……スマホアプリや、普通のノート・パソコンで自作してもOK。

なお、手書きのノートは停電や災害に強く家族が見つけやすい反面かさばり、アプリなどのデジタルは更新が手軽な一方、端末の故障やパスワードで家族が開けなくなることもあります。自分が続けやすい方を選びましょう。

まずは無料のもので気軽に始めて、しっくりこなければ市販のものに変える、という流れでも十分です(市販ノートの選び方は別の記事で紹介します)。

エンディングノートの入手方法(書店・自治体・無料DL・アプリ)

保管場所と家族への共有

せっかく書いても、家族が存在に気づかなければ意味がありません。「エンディングノートを書いた」「どこに保管しているか」を、信頼できる家族に伝えておきましょう。一方で、資産や個人情報を含むため、誰でも見られる場所には置かないのがポイント。保管場所と存在を、必要な人にだけ共有するのが理想です。


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まとめ

エンディングノートは、自分と家族の安心のための1冊。遺言書のような法的効力はないぶん、自由に・気軽に書けます。全部埋めようとせず、まずは基本情報・資産・医療介護の希望の3つから。無料で手に入る方法もあるので、今日から一歩を踏み出してみてください。

※エンディングノートには法的効力がありません。財産の分け方など法的な効力が必要なことは、遺言書を別に用意し、相続・遺言の具体的なことは弁護士・司法書士など専門家にご相談ください。自治体の配布や無料様式の有無は、各配布元で最新の情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

両親や義理の家族を見送った経験から「やさしい終活ガイド」を運営しています。特定の業者に偏らず、葬儀・お墓・相続の手続きなどの費用相場や流れを、公的な情報や一次情報をもとに中立にお伝えします。(相続・税・法律の個別のご相談は専門家へおつなぎします)

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