【PR・広告】本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれています。
- 樹木葬の3種類と費用の実際の目安
- 業者が言いにくいデメリットと後悔しやすいポイント
- 契約前に必ず確認すべき7つのチェック項目
樹木葬は墓地埋葬法上の「正規の墓地」に埋蔵する永代供養の一形態です。費用は合祀型5〜30万円・個別型40〜100万円超が目安。跡継ぎ不要・費用が抑えられる反面、合祀後は遺骨を取り出せない点は契約前に必ず確認が必要です。
1. 樹木葬とは?「自然に還る」の実態を正しく知る
「樹木の下に眠る」というイメージから広まった樹木葬。1999年に岩手県の祥雲寺が国内初の里山型樹木葬を始め、今では全国に広がっています。定義を整理すると「墓石の代わりに樹木や草花を墓標として、許可を受けた墓地内に遺骨を埋蔵する埋葬方法」です。
重要な点が2つあります。墓地埋葬法上の「墓地」への埋蔵が前提なので、自宅の庭木の下に埋めることは違法です。また、「自然に還る」は骨壺なしを意味しない場合も多く、施設によって実態が異なります。見学時に必ず確認を。永代供養との位置づけは記事028「永代供養とは?」もご覧ください。
2. 樹木葬の3種類と費用の目安
樹木葬は大きく3種類に分かれます。どれを選ぶかで費用と雰囲気が大きく変わります。
| 種類 | 特徴 | 費用目安(合祀〜個別) |
|---|---|---|
| 里山型 | 山林・森の中。自然に最も近い。アクセスが難しいことも | 5万〜60万円程度 |
| 公園型 | 都市郊外の霊園内。芝生・樹木に囲まれた区画 | 20万〜80万円程度 |
| 庭園型 | 都市部。草花・石プレートで整備。アクセス良好 | 30万〜100万円超 |
さらに、どの種類でも「埋葬方式」が3パターンあります。
- 合祀型(合葬型):他の方の遺骨と一緒に埋葬。5〜30万円と最も安いが、後から遺骨を取り出すことは原則できない。
- 集合型:区画は共有、遺骨は個別に管理。20〜60万円程度。一定期間後に合祀される場合が多い。
- 個別型:一区画を専用で使用。40〜100万円超。一定年数(13回忌・33回忌など)後に合祀へ移行する契約が一般的。

3. 散骨・永代供養との違い(混同しやすい3つの区別)
- 樹木葬 vs 散骨:散骨は粉骨した遺骨を海や山に撒く方法で、墓地への埋蔵ではありません。樹木葬は許可墓地内に埋蔵するため法律上まったく別物です。なお散骨は墓地埋葬法の正面規定の対象外ですが、厚生労働省のガイドラインや自治体条例で禁止区域が設けられている場合があります。散骨を検討する場合は自治体や専門業者への確認が必要です。
- 樹木葬 vs 永代供養:対立する概念ではありません。樹木葬は永代供養の一形態です。永代供養には納骨堂・合祀墓なども含まれます(記事028「永代供養とは?」)。
- 「永代」は永久ではない:個別安置期間(多くは13〜33年)後に合祀へ移行します。「永代=ずっと個別」ではありません。
既存墓からの改葬を検討している方は記事027「墓じまいの費用と手順」も参考に。
4. メリット:選ばれる5つの理由
- 跡継ぎが不要:少子化・おひとりさまが増える中、後継者がいなくても施設側が永続的に管理してくれます。
- 費用を抑えやすい:お墓の種類と費用の全体像の建立費用は80〜250万円以上かかることが多い中、合祀型なら5万円台から選べます。
- 宗教・宗派を問わない施設が多い:お寺が運営する場合は宗派を確認する必要がありますが、霊園型は宗旨不問が多いです。
- 自然の中に眠れる:季節の花木が咲く場所への埋葬は、精神的な満足度が高いと感じる方が多くいます。
- ペット可の霊園もある:愛犬・愛猫と一緒に眠れる霊園が増えています。希望する方は早めに探しましょう。
5. デメリット・注意点:後悔しないために知ること
- 合祀後は遺骨を取り出せない:一度合祀されると、他の方の遺骨と混ざるため返骨は不可能です。後でやはり別のお墓に移したいと思っても対応できません。これは契約前に家族全員が理解しておくべき最重要事項です。
- 「個別型」でも合祀になる時期がある:個別区画でも契約期間(13回忌・33回忌など)後に自動的に合祀へ移行するプランが大半です。「個別のまま永久に」は稀です。
- 管理費「なし」の落とし穴:管理費が不要なプランは魅力的ですが、その分、合祀移行までの個別安置期間が短い場合があります。費用だけで比較しないことが大切です。
- お参りの制限がある場合も:線香・ろうそくの使用禁止、区画が特定しにくい(合祀・集合型)、里山型はアクセスが不便など、実際のお参り環境を事前に確認してください。
- 親族が反対するケースが多い:「お墓がなくなる」「お参りできない」という心理的抵抗から、子どもや兄弟が反対することは珍しくありません。事前の対話が不可欠です。
6. 契約前に確認すべきチェックリスト
見学・資料請求の段階で以下を必ず確認してください。契約後の変更はほぼ不可能です。なお、霊園側の営業担当が自宅を訪問して契約した場合は、特定商取引法に基づくクーリングオフ(原則8日間)が適用される場合があります。契約の経緯を確認しておきましょう。
- 都道府県知事の墓地許可を受けているか(証明書の提示を求めて可)
- 合祀への移行時期(何年後に合祀か。契約書に明記されているか)
- 合祀後の返骨が不可であることへの同意が契約書に記載されているか
- 年間管理費の有無と金額(なし=管理費込みの価格設定や個別安置期間が短いケースなど、理由は施設によって異なります。必ず確認を)
- お参りのルール・アクセス(線香可否・駐車場・最寄り駅からの距離)
- 運営主体の経営状況・歴史(倒産リスクを考慮。継承施設の有無も確認)
- ペット可か否か、遺骨は全量納められるか(粉骨が必要なプランもある)

7. 親族への伝え方と反対されたときの対処
トラブルで最多なのが家族の反対です。具体的な対話のポイントを整理します。
- なぜ選んだかの「理由」を先に伝える:「跡継ぎに負担をかけたくない」「自然が好きだから」という気持ちを言語化すると、相手も感情的に反対しにくくなります。
- 見学に一緒に連れていく:実際の霊園を見ることで、「お墓らしくない」という不安が解消されるケースが多いです。
- エンディングノートや遺言書に明記する:本人の意志を文書で残しておくと、万一の際に遺族が迷わずに済みます。
- 合祀移行の時期・条件を一緒に確認する:「最低でも○年間は個別区画で眠れる」と分かると、家族が受け入れやすくなります。
8. よくある質問
Q. ペットと一緒に入れますか?
施設によります。ペット可の樹木葬霊園は増えていますが、全体の一部です。資料請求や見学時に必ず確認してください。
Q. 宗派が違っても入れますか?
霊園型は宗旨不問が多いですが、寺院運営の場合は宗派の縛りがある場合があります。事前確認が必要です。
Q. 遺骨を粉骨しないと入れませんか?
施設によります。骨壺のまま納められるプランと、粉骨が必須のプランがあります。契約前に確認を。
手元供養グッズ 人気ランキングをチェック
骨壺(ミニ骨壺)人気ランキングをチェック
9. まとめ
樹木葬を選ぶ際のポイントを整理します。
- 樹木葬は永代供養の一形態。里山型・公園型・庭園型の3種類がある
- 費用は合祀型5〜30万円・個別型40〜100万円超が目安(地域差大)
- メリットは跡継ぎ不要・費用の安さ・宗派不問・自然環境
- 合祀後は遺骨を取り出せないことと、個別型でも合祀移行時期があることを家族全員で事前に理解する
- 管理費なしの落とし穴・アクセス・運営体制を見学前に必ず確認する
「自分らしいお別れ」を形にするために、まずは複数の霊園の資料を請求して比較することをおすすめします。
※本記事の費用・制度情報は執筆時点の目安です。地域・施設によって異なりますので、最新情報は各施設・関係機関にご確認ください。
終活・エンディングノート・相続に関する書籍をKindleで探したい方は、こちらもご覧ください。

